DESIGN SUPERVISION
設計監理業務の内容
WASH建築設計室は建築設計事務所です。建物の設計と監理が主な業務です。
設計とは、建物のプラニングからはじまり、各種図面の作成、申請、耐震計算、温熱計算、工務店とのやりとりや金額調整も含む業務をさします。
監理とは、工事が図面通りに行われているか確認をする業務です。工事中は毎週現場の報告書を作成し、また、構造材の木材の管理も行います。
建物の工事を行うのは、工務店となり、別途契約をすることになります。
工務店は、建設地域や工事内容をみて、腕のいいお勧めの工務店を提案しますが、ご希望の工務店があれば対応することも可能です。
FLOW
設計監理業務の進め方
00/12 依頼前のご相談
設計のご依頼をいただく前に、まずはお会いして、住まい・暮らし方に対する理想を伺ったり、「木の家」の写真や設計の実例を見学していただいています。
お話が進めば、イメージをより明確にするために、「すまいめも」にご要望をご記入いただきます。案件により差はありますが、ここから約1年程度かけて木の家が完成します。
本物の無垢材ではない木目調の家も多いのですが、私たちは本物の無垢材の良さをお伝えし、「木の家」に暮らしたい方に最適なご提案ができる数少ない事務所だと思っています。
01/12 敷地調査
敷地の調査、周辺環境の確認、法規制の簡易確認を行います。北摂~大阪市内は無償で伺わせていただきます。(遠方の場合は距離に応じて出張料金をいただきます。)
建物は土地に寄り添って計画されるため、土地のもつ魅力は建物の魅力に大きく影響します。パッシブデザインが使えるかどうかも専門家として見極めをいたします。
02/12 詳細調査(既存住宅ドック)
住宅の改修工事の場合、現状を把握する為一般社団法人住宅医協会の提唱する既存住宅ドックを行います。木造の住宅を事細かに調査して問題を発見することで、改修工事の計画が具体化できる様になります。
既存住宅ドックの調査自体は、10数名のスタッフで1日で終えることができます。
調査報告書のまとめには、約1ヶ月程度お時間をいただきます。
03/12 プレゼンテーション
お打合せや調査の結果をもとに、基本設計(平面、立面)の提案をします。
あわせてスケジュールの確認、模型作成、必要に応じ概算見積りを提出致します。
1案目の提出後、別案を希望される場合は原則、金額が発生します。(2案目以降は5万円/案。ただし、設計契約の締結に至った場合はこの金額は設計料から引かせていただきます。)
プレゼンテーションでは、木の家の雰囲気を感じていただけるように、模型や木材サンプルなどを使って、楽しくワクワクする提案を心がけています。
04/12 設計監理契約の締結
プレゼンテーションの内容を受け、設計監理を依頼のご意向が固まりましたら、設計監理契約を締結することになります。
メール等で打合せを重ね、住まい手のご要望を反映させて基本プランを確定していきます。この基本プランと、概算見積もりの金額を元にして設計監理契約を行うことになります。
木の家を考えるにはまず架構から。構造、工法、資材費等を考えながらしっかりとプランニングいたします。
05/12 設計打合せ・図面の作成
基本プランから、より具体的にプランを詰めるステップに入ります。
展開図や設備図などの詳細図面を作成し、水廻りの図面や、設備の種類、内外装の仕上げを決めていきます。最終的に、工務店の見積りが取れる図面を作成する事が目標になります。新築で一軒の住宅になると図面は60~80枚くらいになります。
木の家の構成がわかる断面図なども作成します。
打合せは、月に一回のペースで合計3回ほどお会いしてお話しします。軽微な確認はメール等でやり取りをさせていただく事もあります。
06/12 木材契約・建材売買契約
当事務所では建物の構造材を直接林産地から購入する方法をとっています。
木材を天然乾燥で乾かすにはある程度の期間が必要になるため、早めに契約を済ませるほうが良く、詳しい設計プランが決まった段階で木材契約を取り交わすことが多いです。
希望される場合は、林産地や製材所で実際の木材を見て契約していただくこともできます。
山と住まい手を繋ぐ、とても大切な契約です。
07/12 現場説明
ここから工務店とのやりとりを始めます。私たちが、出来上がった図面を工務店に持って行き、工事費の見積もりを作成してもらいます。見積もりは2週間から3週間程度でできます。
また、工務店の方にも現場に来て頂き、工事の説明を行います。図面だけではわからないことも多いので、現地で直接打ち合わせをすることが大切です。
良い木の家を造るには工務店との協力が欠かせません。私たちは設計の意図をできるかぎり明確に工務店にお伝えするように心がけています。
08/12 金額調整
工務店から提出された見積もりを整理して、ご説明させていただきます。その際、工事内容に間違いが無いか、また漏れや余剰な経費が無いかなど確認をしてからお見せする様にしています。
設計事務所が間にかむことで、第三者の専門家としてお見積もりの精査を行うことができるのが大きなメリットです。
ご希望の予算と隔りがある場合は金額を調整するための減額案を提案させて頂きます。
本格的な木の家を造るには細かい見積もりが出てきます。予算の無駄をなくして、家具、外構などにもお金を使えるようにしたいですね。
09/12 申請業務
新築住宅の場合は建築確認申請が必須になります。金額調整中、計画が大旨変わらないと判断出来た段階で確認申請を進めて行きます。また新築、改修ともに、補助金や助成金も活用するようにしています。
長期優良住宅の認定申請や認定低炭素住宅の申請などもお勧めしています。資産としての住宅ですのでこういった記録が大切になります。
10/12 工事請負契約
工事金額に折り合いが付き、建築確認申請なども許可が降りて工事が可能になった段階で住まい手さんと工務店との工事請負契約を締結します。設計事務所が間に入る場合は三者契約になります、私たちも工事契約書に責任を持ち、木の家の完成までお手伝いさせていただくことになります。
この契約が終わるといよいよ工事が始まります。
新築の場合は地鎮祭、改修・リノベーションの場合は清祓い式を執り行い、着工します。
着工後、1回/週 程度の現場監理を行います。施工業者の方と打合せを重ね、図面の仕様や工程確認、変更等に適切に対応しているかなどを確認します。住まい手の方には、工事の進捗状況を定期的に報告致します。
11/12 躯体補強の完了
新築では棟木が上がった時、改修物件では躯体補強が完了した時が構造の工事が終わった一区切りになります。木の家の骨格が出来上がり、構造材がとてもきれいに見える時です。
この段階で、設計事務所としての構造検査を行なったり、行政の中間検査を行います。また、新築住宅の場合は職人さんを労い上棟式を執り行うことをお勧めしています。
住まい手さんにも現場に来ていただき建物の様子を見ていただきます。その時に窓のガラスの確認や建物の色の確認を行います。
12/12 完成検査・竣工
建物が完成した段階で、住まい手にも立ち会っていただいて検査を行います。建物がご希望の通りに出来ているか、チェックしていただきます。
私たちも設計監理者として改めて工事がきちんとできているかをチェックして回ります。木の家ならではのチェックポイントがあるので、安心してお任せください。
その後、建物の引き渡しを行い、引っ越しをして頂くことになります。
こうして、最初の顔あわせからおよそ一年をかけて木の家が完成します。
After メンテナンス
家の完成はゴールではなく、新たな生活のスタートです。住んでみてわかった不具合などに対応させて頂きます。1年目のメンテナンスは必ず行い、住まいの様子をうかがわせて頂きます。
無垢材の特性がかかわる不具合などは概ねこの時までに発生していますので、それらも合わせて対応していきます。
2年目以降は、定期のメンテナンスは行いませんが、ご連絡をいただいた時にうかがわせて頂くようになります。
木の家は手入れをするほど長持ちしますので、住まい手さんにとっても、私たち設計事務所にとっても長いおつきあいになります。ここから新しくいい関係を築いていきたいと思っています。
ここで示した設計監理業務はあくまでも一般的な場合です。
規模、打ち合わせ回数によりスケジュールや予算など調整が可能です。
ご相談ください。
COST
設計監理料の目安
設計監理料は建物の工事金額により算出します。工事金額により設計監理料率が変わります。
総工事費 設計監理料率
ご相談〜ラフプラン 0%
〜1,000万円 13%
1,001〜2,000万円 12%
2,001〜4,000万円 11%
4,001〜5,000万円 10%
5,001〜6,000万円 9%
6,001〜7,000万円 8%
7,001〜 7%
(2020.11.01更新)
PRICE
建築工事費の目安
建築工事費の目安は坪単価で表されます。
敷地の条件や住まい手のご要望により変わりますが、大まかな金額として目安となります。これは建築工事費であり、これに対して設計監理料がかかることになります。
新築の場合 100万円/坪 程度
改修の場合 80万円/坪 程度
マンションリノベーションの場合 20万円/M2程度
上記のどれも、国産無垢材を使用して性能は長期優良住宅以上の工事になります。
改修・リノベーションの金額でも同等の性能になります。
ご要望・ご予算に合わせて調整は可能です。
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