非常勤講師をしている大阪工業技術専門学校、OCTの大工技能学科。
今年も卒業制作が完成し、展示されました。二年間の学生生活の集大成を少し紹介させていただきます。
2025年度の大工技能学科の卒業制作で一番大きかったのが大滝神社の再現模型です。
福井県にある大滝神社に興味を持った学生が、その屋根の軸組を研究し1/3スケールで再現しました。
実際に小屋裏の情報は出ておらず、中を見ることもできないため外観をもとに推測した力作です。
こちらは社寺や神社にある手水屋です。
これもモデルとなる建物がありますが、それをベースにして自分たちで考えてデザインがされています。
木格子の壁や連立する柱など、想いが詰まった作品です。
そしてこれはみての通り鳥居です。
実際にある神社に置かせてもらうことを想定して作成されました。
大工技能学科としての大工作業を終えたあと、朱色の塗装やしめ縄の作成まで学生たちで行いました。
材料の加工も杉の丸太をはつってその加工痕にもこだわった作品です。
またこの作品は検討の段階でもかなり力が入っています。
様々な種類の鳥居を研究し、どのような形にするか、大きさにするか、模型もたくさん作って検討しています。
大阪工業専門学校の大工技能学科は「図面のかける(読める)大工」を目指していますので、この工程は非常に評価できます。
今年度も力の入った卒業制作をたくさん見れました。
その制作に講師として携われたことを嬉しく思います。
卒業していく学生たちの活躍を祈っております。
WASH建築設計室 日野






