少し前の話になりますが、既存住宅を一棟貸しの民泊に改修する計画が進み出しました。
今回の計画地は香川県の小豆島です。
普段あまり行く機会がないため、新鮮な気持ちです。
小豆島へはフェリー「おりいぶ丸」に乗船していきました。
名前からすでに小豆島の雰囲気満載です。
今回の調査は2日に分けて実施しました。
改修に向けた調査のため、耐震診断調査に加えて既存図面復元のための調査や設備機器の確認を行います。
僕は主に展開図と立面図を担当したので、今回はその辺りについてまとめます。
調査の前にまずは関係者および調査にご協力いただいた皆さんで清祓式を執り行いました。
清祓式は改修の際に執り行われます。
岩田町の家でも工事の前に祭事を執り行いましたが、そちらは新築の際に執り行われる地鎮祭でした。
神職さんが祝詞を奏上し、土地の神様に改修工事の安全を祈願します。
祝詞を聞くと身が引き締まります。
無事工事が執り行われるよう、事務所からも奉献酒を奉献させていただきました。
無事に清祓式も執り行われましたので、いよいよ調査開始です。
展開図の調査は2人1組で実施し、スケールの測定と測定結果の記録を分担して行います。
測定するのは展開図を描く際に必要な部材全てです。
つまり床面から天井まで、線として出てくる情報は全て長さを測っていきます。
柱と梁があらわしになっている真壁の場合、構造材に加えて長押やまわり縁などで構成されていることが多いため、大壁の何倍も測る箇所が増えます。
展開図は部屋ごとに4面作成するのですが、今回は全部で25部屋程度調査したので100面程度の図面になります。
数字だけ見ると恐ろしい気がしますが、調査は毎回時間内に終わります。
立面図の調査も概ね展開図の調査と同じです。
しかし、外壁面の長さ関係を測るため、展開図と比べて作業難易度が上がります。
写真のように屋根の上を伝いながら部材の厚みなどを測定していくことが多いです。
鬼瓦も立面図に表現しますので、ディティールがわかるようにスケールを当てて写真を撮っておきます。
この写真があると、図面を描く際に迷うことが劇的に減ります。
特にディティールが細かい部分については、スケールを当てた写真を撮っておきます。
僕の担当以外の調査も無事に2日間で完了しました。
最後に清掃して調査前の状態にして調査終了です。
しつらえが良い住宅でしたので良さを残しつつ改修できるよう、まずは既存図面の作図を進めます。
WASH建築設計室 スタッフ 長辻










