東大阪市で新築住宅のお話が進んでいます。
先日(といっても1ヶ月ほど前ですが)何とか金額がまとまり、いよいよ現場工事が始まります。
最初の現場工事はザクロの移植となりました。
敷地の一角にご立派なザクロが植っているのですが、こちらを新築のシンボルツリーにしようと思っています。
そのため、工事の間は別の場所に保管してもらい、土中環境を改良してもらう時に再度移植する予定です。
左の写真は今年初めに増茂庭園設計舎の増茂さんと移植の打ち合わせをした時の写真です。
増茂さんは土中環境の改善活動や造園工事をされており、以前松本クリニックでお世話になりました。
今回も土中の水脈整備と有機アスファルトの施工などをしていただく予定です。
この時は冬だったので全貌がわかりませんでしたが、葉っぱが茂ってくると想像以上に大きくて立派です。
本当に新しい敷地に入るのでしょうか。
移植する前にザクロに手を合わせて無事に工事完了するようお祈りをしました。
お祈りし終わったら早速作業開始です。
作業は主に周りの植栽の保護とザクロの掘り起こしの2つです。
周りに植っている中低木も、サイズ感を見ながら保護されていました。
ザクロ以外の植栽も撤去するのではなく、持ち帰って他の現場などに移植されるとのことです。
巡り巡ってどこかの住宅を彩っていると思うと、何だか気持ちがいいですね。
植栽はどのように保護するかというと、根本の部分を麻で包みます。
こうすることで通気性を保ちながら、根本が崩れるのを防ぎます。
麻自体は土の中に入れておけばそのうち土に還るらしく、次はそのまま移植ができるため作業効率もいいとのことです。
中低木の保護と同時に、ザクロの掘り起こしも進んでいます。
ザクロの根を傷つけないよう、ユンボと手作業で慎重かつ大胆にどんどん掘り起こされていました。
根の周りをお椀状に掘り進めて最後に引き上げます。
作業を進めていると、何回か地域の方に話かけられました。
元々ここに住んでいた方からザクロをよくいただいていたとのことです。
せっかくならと、荷車に入るだけザクロを持って帰られていました。
ザクロは見た目が鮮やかで輝いています。
僕も少しいただきましたが、ほんのり甘酸っぱくてすごく美味しかったです。
これからも地域の方に愛されるように、何とか新しい住宅に移植できればいいですね。
お昼を過ぎたあたりで現場を離れたのですが、その後最終的に夜まで作業してくださいました。
最初の写真と比べるとだいぶ小ぶりに選定していただいています。
根っこをある程度コンパクトにしたので、葉っぱも同じように小ぶりにされています。
そうしないと根から吸える水の量が少なく、葉っぱの方が水不足で枯れてしまうとのことです。
これでも結構な大きさですが、後日何とか造園事務所のある京都まで運べたと連絡いただきました。
無事に保管できて一安心です。
またシンボルツリーとしてここに戻ってくることを楽しみにしています。
WASH建築設計室 スタッフ 長辻










