滋賀県草津市で築約280年のお寺の本堂の改修工事を進めています。
老朽化が激しい屋根の葺き替えと、耐震性の向上が大きな目的です。
この日は起工式が行われ、いよいよ工事が始まりました。

本堂の中は取り外せる装飾は外してもらっているのでがらんとしています。
仏様はそのまま移動させないのでしっかりと養生していきます。建物の中から工事を見守ってもらいます。
起工式は住職さん自ら執り行っていただきました。
今回主となって工事を請けてもらう、株式会社きつね森の宮大工の菅野さん。主に屋根工事と全体の調整で入ってもらう株式会社ベストハウスネクストの吉本さん。そして設計監理としてWASH建築設計室という体制で工事を行います。
起工式を経て改めて気合が入ります。

起工式の最後に、お寺の象徴である山号額の取り外しを行いました。
ここは棟梁である菅野さんと、お弟子さんの北垣くんに任せました。
これが再び掲げられるのは工事の竣工時です。それまで大切に保管します。
起工式の後は、解体工事の前に行う必要があるアスベスト調査を菅野さんに行ってもらいました。
まずは解体工事から始まります。暑い中の工事になりますが楽しみです。
WASH建築設計室 日野