吹田市で改修中の小さな家庭菜園のあるいえ、サッシが取り付けられました。
本当は前回の枠材取り付けの前に、先にサッシは取り付け完了しています。
トピックごとにまとめているので時系列が前後しています。
台所や浴室などにインプラスが取り付けられました。
こちらは既存の窓の内側にもう一つ窓を取り付けています。
すでに既存の窓が防水などの基本的な役割を担うので、インプラスは断熱性能に特化できるのがメリットです。
あとは窓が2つになるので、単純に防犯性能が上がります。
こちらは新しいサッシを付けています。
掃き出し窓は、二重窓にすると2回開け閉めしないといけなくなるので、新設を提案しました。
そのほか窓の位置が変わった場合も、新しいサッシをつけています。
サッシの断熱性能が向上したことで、温熱環境が良くなります。
居心地の良い空間になることで、家族の集まる回数が増えたりすることを期待しています。
少し話が変わりますが、写真に外壁の下地であるラスカットが映っています。
(サッシの周りの黒い下地材です)
この下地は表面がざらざらしているので、上から下塗り材を塗ることができます。
これはサッシ取り付けてから数週間後の様子です。
このような感じで、ラスカットの上から下塗りして、さらに既存の色味に合わせて仕上げています。
既存と同等色なので、遠目から見れば大して目立たないですが、近くで見ると場所によって既存部分との色合いに違いがあります。
仕上げ材は全て同じ色を塗っているので、違いが出ているということは既存の壁の色が場所ごとに違っているということです。
日当たりや雨のあたり具合などで、長い月日をかけて色味が変化しているということを目で見て感じました。
それだけこの家に歴史が刻まれているということを実感しました。
そういう目で見ると、既存との色味の違いもなんだか誇らしく見えてきます。
WASH建築設計室 スタッフ 長辻