大阪府東大阪市で新築住宅のお話が進んでいます。
ご実家のお隣の土地に家族で暮らせる住宅を建てたいとのご依頼を受け、プランや模型作成ができるような情報を拾いに現地へ向かいました。
計画敷地には2階建ての住宅が建っていますが、こちらを解体して新築を建てる予定です。
早速、敷地の大きさを測定しようと思ったのですが、目印となる境界標がありません。
雑草をかき分けてみましたが見つからなかったため、おおよそ境界線の交点あたりに目印となる石を置くことにしました
作業途中で石を見失わないように気をつけながら、作業を進めます。
作業内容としては、はじめに既存住宅の大きさをメジャーで測定します。
その後、住宅の出隅から境界標までの長さを測定します。
異なる2つの出隅から長さを測定すれば、それぞれの出隅と境界標を頂点とする三角形の全ての辺の長さが測定できたことになります。
あとはCADで出隅を中心とした円を描けば、その交点が境界標になるので、既存住宅をもとに敷地を描けるようになります。
というわけで、住宅の出隅から境界標まで長さを測っていくのですが、そう上手くは行きません。
まずご実家と既存住宅の隙間が狭く、住宅の大きさを測定するのに苦労しました。
無事、測定できたと一安心したのも束の間、今度は境界標を守るように木が生えています。
住宅の出隅からの直線距離が測れるように、木の間を縫ってメジャーを通していきます。
他にも木が植っていたり、車が停まっていたりで一苦労しました。
長さを測りたい場所に限って、障害物がいくつもあるみたいです。

障害物に悪戦苦闘しながらも、無事に日が落ちる前に敷地の大きさを測定できました。
次の打ち合わせに向け、事務所に帰って早速図面化しようと思います。
WASH建築設計室 スタッフ 長辻