半坪ハウスの設置2022 その3

半坪ハウスを移設して外部の物置として設置してきました。

大阪工業技術専門学校、OCTの大工技能学科の実習で造られる半坪ハウスを兵庫県三田市に移設しました。

学生の手で、自分達の作品を実際の現場に納品します。

今回はその二日目。一日目で終わらなかった作業の続きをしてまいりました。

まずは屋根の板金を張る作業からです。

初めに、屋根の軒先を整えるために丸鋸で一度切断をしました。

合板と垂木を切り揃えて板金が張りやすいようにしています。

その後、棟包みの下地を作り、波板を張っていきます。

この日はとても日差しが強く、5月といえど体調管理に気をつける必要があります。

 

波板を張って、一つ反省したのは屋根面の真ん中から左右に振り分けて張れば良かったなということです。

今回、学生が分担して張れるように屋根の左右から波板を張り進め、真ん中付近で合わせたのですが、そこで合わせにくくて大変でした。

勉強になりました。

屋根がふけたところで一旦お昼休憩です。

 

この日も一日目の時と同じく近くのまほろばキッチンでパスタランチです。

とても美味しかったので、この分しっかり働いてもらわないといけません笑

 

屋根が終わったので、残りの壁板を張ったり、床板を張ったりしてきます。建具も作成しています。

今回は仕上げの材料は吉野の国産の杉材を使っています。ある程度ラフに作れる、押縁仕上げをメインにしています。

塗装も並行して行い、みんな集中して作業に取り組むことができました。

 

そしてついに、完成しました。

夕日を浴びて、いい感じですね。

 

詳細はこのような感じです。

学生が作るものなので多少ラフな仕上がりですが、格好良くできたと思います。

 

集合写真です。

この日は実は一年生が3人の参加でした。

一年生は、まだ入学したばかりですが、今年の終わりには授業でこの半坪ハウスを作ることになります。

二年生が前年に作った半坪ハウスを組み立てる作業に参加したことで、その仕組みや目標がはっきりと見えたと思います。

何よりつくったものが、実際に使われて残るというこの経験はかけがえのないものになると思います。

 

こうして無事に2022年の半坪ハウスの納品が無事に完了しました。

来年には、この一年生たちがつくった半坪ハウスができてきます。

学生のためにも、ご興味がある方がおられましたら、ぜひお問合せください。

 

 

WASH建築設計室 日野弘一

 

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