明日香村の古民家 模型作成①

奈良県明日香村で先日詳細調査を行った古民家の、活用案を提案しています。

間取り・方向性は概ねクライアントと打ち合わせは終えましたので、このタイミングで模型による提案をします。

なかなか大きな模型になりますので、気合を入れて造りました。

これは既存の建物の図面です。まずは敷地を造ります。

 

WASH建築設計室の模型は、計画敷地はコルクで地面を造ります。

そのほかの周辺敷地は小綺麗な段ボール、道路はグレーの仕上げというのが基本です。

今回の敷地は奥に行くに従って傾斜しており、地面が高くなっていきます。

そのため、コルクタイルを何枚か重ねてまずは基本の段差を表現します。

 

初めに、段ボールで敷地の形の型をつくり、それを使って何枚も同じ形のコルクを切り出して重ねていきます。

コルクシートは今回は4mmのものを使いました。

 

敷地全体の下地はコンパネを使っています。

このくらい大きな模型になると、地盤面が反り上がるのが致命的なずれになるので、一番下のベースはしっかりしたものを選定しました。

 

敷地の形が概ね完成しました。

主屋もいつの間にかできてしまっていますね。ここから、敷地の外の周辺模型と敷地の中の崖部分を造ります。

 

周辺敷地は先ほども書きましたが段ボールで造ります。

周辺が目立つと建物本体が目立たなくなるのと、周辺にそんなにお金をかけないためです。

ただ、小綺麗な段ボールを選んで作ることできれいに仕上がります。

薄めの段ボールで、硬いものがおすすめです。Amazonの箱の底に敷かれているものが最高です。

 

周辺の敷地は、実は建物の敷地よりもかなり高くなっています。

今回は、写真を見てわかるように発泡スチロールの板で嵩上げしています。

最後の仕上げ面のみ、段ボールを貼っています。

 

段ボールをひたすら重ねてもいいのですが、発泡スチロールで造ったおかげで重量が大きくなりすぎずすみました。

 

ここからは敷地内の崖をつくる作業です。

今回は、荷物の梱包に使われていたこの発泡材を下地にしました。

 

崖の大体の形に合わせてまずは発泡材を敷き詰めます。

大体このくらいでしょうか?

 

それに対して、紙粘土を塗りつけます。

紙粘土が多くなると高くなるので、先ほどの発泡材でなるべく量を抑えます。

別にお金があれば全て紙粘土でもいいです。

 

それに対して、このコルク粘土を塗りつけていきました。

この粘土は色や粒だちで色々種類がありますので、敷地に使っているコルクに一番近しいものを選びます。

 

塗りたてはこんな感じです。

思ったよりうまく塗れました。非常に簡単です。

乾くともう少し色が地盤面に近づきます。

 

敷地と建物ができたら、いよいよ点景をおいていきます。

点景は、模型にとって一番大切な要素になります。

提案のイメージを具体的に示すことができるのと、建物のスケール感を伝えるために必要です。

最後の作業になるのでたまに点景がない模型も見受けますが、これが重要だと考えています。

 

駐車場も、土のままだとイメージが湧きにくいので大きさに合わせてシートを引いていくとイメージが湧きます。

縁石だけもいいのかもしれません。

 

車は裏に押しピンをつけて固定しました。

いつもはボンドでつけるのですが、子供たちが外そうと必ずするのでその時に仕上げが剥がれてしまうのです。

これならちゃんと外れるので模型へのダメージが少ないと思い、今回は採用してみました。

 

どんどんと点景をおいていきます。

和室で天井を残す部分は、屋根に天井を取り付けておきます。

模型写真を撮る時には天井があるように見えると思います。

また、屋根が取り外しができるようになるので一石二鳥です。

 

完成まで後わずか。

締め切り当日の朝まで模型を造りましたが、なんとか納品することができました。

久しぶりに大規模な模型をつくったのでとても楽しかったです。

 

 

日野弘一

 

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