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快適でいられる室温

 WASH建築設計室では、暮らしていて健康でいられること、そして快適に過ごせること

その両方が実現できる住まいづくりを提案しています。

 

ここでは、気候の厳しい夏と冬を何℃で過ごせば快適であるかを説明していきます。

 

冬を快適に過ごすために

暑い時や寒い時に、何%の人がその気温に対して不満に思うか表したものを「PPD指数」と言います。

 

薄手のフリースを着た人たちでPPD指数を調査すると、約15℃でPPD20%、約17.5℃でPPD10%という結果になるそうです。

 

ISO(国際標準化機構)では、PPD10%以下となるような温熱環境を推奨しています。

 

室温は常に一定に保っているわけではありませんので、

PPD20%となる15℃の時間帯を最小限にすることを考えれば、

最低限許容できるくらいの快適な環境といえます。

 

一般的に最低室温は、起床時の寝室と、寝室から移動したLDKで発生します。

この時間帯に室温を15℃(高齢者は18℃)に保つことができれば、比較的快適な温熱環境の住宅であると考えられます。

 

夏を快適に過ごすために

夏を快適に過ごすためには、湿度管理も重要となります。

同じ室温であっても、湿度の上下によって快適に感じたり不快に感じたりします。

 

そのため、快適な適切温度を調べるため、様々な実験がされています。

「温度」「平均放射温度」「相対湿度」「平均気流」「着衣量」「作業量」

の6要素によって暑いと感じるか、寒いと感じるかを表すPMVを計測した時、

夏季に快適と感じる最大公約数の数値は27℃前後であるという結果が出ています。

 

暑くて汗をかいたとき空気が乾燥していれば、

汗は皮膚の熱を奪いながら蒸発するので体温が下がりますが、

湿度が高い状態では汗は蒸発しづらく、

体温を下げないまま汗が張り付いて、ジメジメとした不快な状態となります。

 

寒がりな女性にとっては、27℃以上が快適に過ごしやすい室温ですが、

暑がりの男性にとっては、湿度を調整することで快適と感じやすくなります。

 

一般的には、室内の快適な湿度は40〜60%とされています。湿度が40%以下になると、ウイルスが活発になり、喉や肌が乾燥します。逆に60%以上となると、ダニやカビなどが発生しやすくなります。

 

これらのことから、夏は室温を27℃程度、湿度を50%程度にすると快適に過ごせることがわかります。