建物は大きければ大きい方がいいと思われている方が多いと思います。
部屋をたくさん作れるし、物もたくさん置けるし、大は小を兼ねるという言葉もあります。
しかし、大きい家を建てようと思うと、建物の全体の金額が上がってしまいます。
多くの場合、余分にお金がない限りは建物の性能や建材の品質を削ってしまうことになります。
十分な金額を建物にかけることができず、快適な生活を送ることがでなくなり、本末転倒ということがあります。
そしていくら部屋がたくさんあっても、冬に寒く、夏は熱くて不快な空間となってしまうと、
実際には使わない空間となってしまう危険性が高いです。
つまり、実際に使える床面積(稼働床面積)は建物の面積程ではないという事になります。
そんなことになるよりも、小さな面積でも稼働床面積が多い家の方がいいのではないでしょうか。
面積が小さい方が、性能や品質のために十分お金をかけられ、その中で快適な生活を送ることができます。
また、面積が小さい方が日ごろのお掃除の手間も省けます。
長期的に見れば、外壁や屋根のメンテナンスの費用も抑えることができます。
また、収納もあればあるほど物をため込んでしまい、結局使われない収納と化してしまうのがほとんどです。
収納は、適材適所、必要な分+予備くらいの方が、生活が簡素になると思います。
小さくても豊かで贅沢な住まいをお勧めします。
コメントをお書きください