今井町K邸 耐震診断

報告:日野弘一(WASH建築設計室)

物件概要

■所在地:奈良県橿原市今井町

■調査日時:2017年6月20日

■構造規模:木造2階建て

■延床面積:約140平米

■築年数:不明

 

奈良県の今井町で耐震診断を行いました。合わせて現況調査も行っています。

吹田市千里から車で約1時間。高速を使うととても近いです。

 

建物の改修は決まっておりますが、住宅かどうか不確定ですので、現況調査と耐震診断に絞って報告書を

作成します。必要があれば既存ドックの要件の、劣化対策・耐震性能・温熱省エネルギー性能・維持管理・

バリアフリー・火災時の安全性の6項目の報告書が作成できる程度の調査は行いました。

屋根の小屋組はとても立派です。比較的健全です。

二階の床梁は大部分が一階から見上げることができ、こちらも状態がよかったです。

調査しやすいのは維持管理の点でもとても有効です。

床下はシロアリの被害が多く見受けられました。

地面が土なのと、床組が地面に近いこと、柱が地面に接していることなどから多数確認されました。

改修の時は対策が必要なことがわかりました。

畳を上げると床のバラ板もシロアリの蟻道ができています。

畳までシロアリが食べています。長い間空き家だったのかもしれません。

建物の奥の方が構造体の傾きが顕著でした。

一般的に建具の動きを確認したら大体傾いているところがわかりますが、今回は目視でわかりました。

傾斜機で、傾きの度合いを数値化していきます。

地盤調査はトラバースの方に行ってもらいました。

屋外だけでなく、オプションで室内の畳のバラ板の上からも調査してくれるので改修の時は有効です。

今回、依頼者の方が持ってこられた調査道具で屋根の確認を行いました。

伸縮棒の先にカメラが付いているのですが、棒が10M超の高さまで伸び、またカメラの精度が高く、

手元のタブレットで操作できるということもあり、かなりいい写真が撮れました。

珍しい機会でしたが、とても参考になりました。