基本的な方針

 

 

住宅を設計する際、一番に考えていることは長く住まえる家にしたいなということです。

長く住んでもらうには、まず建物が物理的に長持ちするように劣化対策が施されていることや、耐震性が十分に確保されていることは必須です。

また材料も良質なものを選びたいということから、年月を重ねるごとに味が出る本物の無垢材を使うことにこだわっています。

 

そして、物理的に寿命を迎えることがなくても、住まい手がいなくなってしまっては建物は存続することはできません。

住まい手が長く住んでもらえるようにするために、また状況が変わって手放さなくいけなくなった場合でも次の住まい手を見つけ易いように居心地の良さ、快適性、温熱環境、可変性などが担保されていることが重要だと考えています。

 

社会的な価値を持たせるために、地域に溶け込む建物になればと思ってデザインしています。

また長期優良住宅の認定や、認定低炭素住宅の申請も積極的に行っています。

 

また、建築の構成には必然性があると思います。

たとえば形状にしてみれば、湿気が多い地域、台風が多い地域、雪の多い地域、

それぞれの気候風土に応じて適した形が昔から培われてきました。

材料についても、その地域地域で生産されるものを使う事が、地域の気候に適すると思います。

そこに、今の時代の技術や住まい手、設計者の個性が合わさることで、建物は決められていくのだと考えます。出来るだけ必然性の高い建築を目指しています。

古民家や集落が好きです

土地(場所)にはそれぞれの特性・雰囲気があります。その土地の風土・歴史なども大切にすることで、快適で省エネルギー、長持ちする住宅を目指します。

近くの山の木を使うことを心がけます。

日本には森林資源が多くあり、木を使った優れた加工技術を持つ職人さんがいます。他にも様々な優れた職人さんがいるのに、その手を使わないのは勿体無いです。


耐震性能はもちろん、断熱性能も設定しています。資産としての住宅であるために、快適であり安心できる性能を把握しておく事は必須です。

日本の住宅の平均寿命は約30年と言われています。安く建てては壊すのではなく、質の高い住宅を永く住み続ける方が魅力的で環境への負担も小さいです。


面積が小さい方が、性能や品質のために十分お金をかけられます。

また、日ごろのお掃除の手間も省けますし、外壁や屋根のメンテナンスの費用も抑えることができます。小さくても豊かで贅沢な住まいもお勧めしています。

建築模型を大事にしています。今は3DパースやCGなど、表現方法が多様化しています。それらも使いますが、住まい手さんとの大切な打ち合わせの時には意匠の模型を。また構造の打ち合わせを大工さんとするときにも軸組模型を造って意思疎通を図るようにしています。


温熱性能

温熱環境と健康

ヒートショックの年間の死亡者数は、年間で10000人以上といわれています。熱中症も増えており、700人程度が亡くられています。健康な生活を送るために、いる時間の長い住宅の温熱性能を確保することはとても重要です。

温熱環境と快適性

断熱性能を向上させると無暖房の状態の室温が上がります。建物の表面温度が上がるため、体感気温が上がる事にもつながります。またエアコンなどの暖房効率が上がります。部屋の暖気と冷気のむらができにくくなります。

パッシブデザイン

冬は日光を取り入れて熱を取り入れることで、冬場の暖房の負担を減らします。夏は日光を遮り、また自然風を取り入れることで冷房の負担を減らします。できるだけ自然のエネルギーを使って、快適な生活を目指します。