大阪工業技術専門学校 棟上実習をしました

少し前ですが、講師として勤務している大阪工業技術専門学校の大工技能学科の棟上げ実習の立て方のイベントがありました。

前期の大部分の時間を使って、行われた棟上げ実習は、無垢の木材を生徒が手作業で刻み、実際に建物を造るとても実践的な講義です。

 

親御さんが見ている中、普段とは違う緊張がありながらも無事に完成しました。

前期の大部分の時間をかけた力作がついに完成し、私も少し感動しました。

ちなみにこの実習は3班に分かれて行われています。天満橋の校舎では二棟が組み上げられました。

 

残りの1班は梅田の北ヤードで建て方が行われています。

私も午後にこちらに移動し、他の学生の勇姿を確認します。

 

こちらは建物が少し大きめであったこともあり、夕方まで時間がかかりましたが無事完成です。背景の高層ビルと生徒たちが造った建物が良いコントラストになっています。

みんなの力でつくりあげたこの経験は、一生のものになると思います。

みなさんお疲れ様でした。

 

インターンシップの感想(Hさん)

感想

 

6月末から7月にかけて12日間のインターンシップに参加させて頂きました。

 

初日は住宅医の詳細調査に同行し、築100年ほどの茅葺き屋根の小屋裏に入り、実測や腐朽箇所の記録を行いました。暗所での細かい作業で分からないことばかりでしたが、所長さんや住宅医のメンバーの方々に教えて頂きながら野帳にまとめることができました。

2日目以降は、事務所にて野帳の記録をCADで図面化していきます。実際に作図をすると、住宅医として詳細調査に必要なこと、特に重要なことなどを改めて知ることができ、次の調査に繋がる学びとなりました。

 

温熱計算や一次エネルギー計算は、初めは難しい印象があったのですが、まずは所長さんが完成したものを見せて下さり、その上で一から説明をいただき実際に計算を行うことで、順序立てて理解していくことができました。

 

保育園の模型作成では、木造意匠を表すために床の仕上げや家具などの作成をバルサや目地を細かいところまで貼っていくことで、お客様により明確なイメージを掴んでいただけるような模型作りを教わりました。特に遊具や家具の作り込みがとても緻密で、更に職人さんが実際に造ることを踏まえた上で作成されていた遊具は見ているだけでも大変勉強になりました。

 

多くの業務に関わらせて頂き、また、他の設計事務所の方々、工務店の方々、住宅医の方々、お施主様などたくさんの方と共にお仕事をさせていただける機会を頂き、大変貴重なインターンシップ期間となりました。誠にありがとうございました。

東大阪の家 竣工写真を撮影しました

本日は東大阪の家に行き、写真家さんに竣工写真の撮影をしていただきました。

 

写真家の多田ユウコさんにお越しいただきました。

まずは外観と玄関から撮影を始めます。

 

撮影位置や視点の高さを決められて、ポイントに立つとガラスの反射やエアコンの送風口など細かいところまで目を配って撮影されています。

時々、施主様にもモデルさんとして入っていただきます。

 

1階のリビングは吹き抜けになっていて、2階の書斎から覗くことができます。

大きな窓のある撮影は難しそうです。

どのような竣工写真が出来上がるのか楽しみです。

 

2階の寝室から1階リビングが見える丸い覗き窓があります。

書斎にいる住人とも会話ができる姿を撮影されていました。

 

木のぬくもりの中、終始和やかな雰囲気で撮影が終了しました。

ありがとうございました。

壁掛けパンフレットスタンドをつくりました【DIY】

事務所のパンフレットをカフェの壁に掛けるための

パンフレットラックを作っていこうと思います。

まずは、土台部分となる杉の部材に、切り出す線を書き込んでいきます。

100mm幅のパンフレットを3列に並べたいので、余裕を持って480mm×40mm

の大きさで、丸ノコギリを使ってカットします。

 

カットが終われば、次は壁に取り付けるためのL字金具を取り付けます。

パンフレットを3列並べた時に、L字金具が隠れるように計画をします。

位置が決まれば下穴を開け、ビスで固定します。

 

L字金具の取り付けが終わりました。

立てかけたパンフレットが滑り落ちる恐れがあるので、縁部分にバルサを貼ります。

バルサは5mm幅にカットしました。

貼り終われば、いよいよ壁に取り付けます。

水平になるように印をつけ、インパクトを使いビスで固定します。

 

壁掛けパンフレットラックの完成です。

少しの材料と短時間で簡単に作成することができました。

 

こちらはカフェの壁に掛けてありますので、

WASH建築設計室、ARAUndCAFEにお越しの際には

ぜひ、手にとってみてください。

 

 

 

■追記(2018年7月30日)

 

いざ、完成したパンフレットラックに、パンフレットと立て掛けてみると

パンフレットがパラリ・・・パラリ・・と落ちてしまいます。

パンフレット下部は、バルサが滑り止めの役割を果たしていたのですが、

パンフレッド上部に、徐々に空気が入ることで、頭を支えられずに落ちてしまうようです。

そこで、5mm幅のアガチスを糸鋸で50mm×510mmにカットして杉材に貼り付けました。

 

改良が終了しました。

これでパンフレットが上部から倒れそうになっても

底面より25mmの高さを持たせているアガチス材がストッパーの役割を果たします。

パンフレットが落ちなくなりました。

オリジナル壁掛けパンフレットラックの完成です。

保育園の模型を作成しました

香川県で計画中の保育園の模型を作成しました。大型商業施設のテナントの中に造られる保育園。広くはない空間の中で、園児たちが楽しめる空間を考えます。

 

こちらが出来上がった模型。

打ち合わせは実際に現場となるテナントで行います。

ですので造る模型は内観のみとしました。内観をできるだけ模型だけでお伝えしたいので、1:30と大きめの縮尺で表現しています。

 

高い天井高さを生かして、室内に遊具を置く計画です。

子供が大好きなゾウさんを設計に取り入れたいということでゾウの遊具が真ん中に鎮座しています。子供が走り回る導線を考えたり、園児の視線、保育士の視線、商業施設利用者の視線をそれぞれ分析し、提案しています。

 

模型のおかげもあってクライアントと概ねこの方針で進めようということになりました。頑張って造った甲斐があります。

近年はCGパースなど、空間を説明するためのツールはたくさんありますが、模型が伝えられる情報もまだまだ劣っているとは思いません。

少しでもクライアントに設計の考えが伝えられるよう、模型やパースなどを駆使していければと思います。

 

足場板で作業台をつくりました①

事務所の勝手口に作業台を造りました。余っていたステンレスのシンクを組み合わせています。初めて足場板を使って造ってみました。

 

ホームセンターで買ってきた足場板です。

構造用合板で造ろうと思っていましたが、赤身で綺麗な杉の足場板があったのでついつい変更してしましました。

購入した時はとても含水率が高く、カットすると断面が濡れているくらいでした。組み立てる前に、気持ち程度ですが数日乾燥させています。

 

早速組み立てです。

カットについては基本的にホームセンターで行ってきているので組み立てはビス打ちのみです。まずは板の並びを決め、化粧面を確定させます。

 

あとはできるだけ密着させた状態で受け材を使って並べていきます。

あとで分解や再組み立てがしやすいようにボンドでの固定はしていません。多分もっと乾燥が進むと隙間ができると思います。

許容範囲ならそのままで、支障が出そうならその時に組み直そうと思います。

 

天板は一番綺麗な板を選んでいます。

アンダーカウンター式のシンクを裏からビスで打ち付けます。

 

出来上がりは一番はじめの写真になるのですが、シンクはこのようになっています。普段は蓋をつけておき、作業台として使い、必要なときだけ蓋を外せるようにしました。

足元はオープンにしておき、エアコンの室外機やゴミ箱を設置しようと思います。もう少し乾燥をさせてから、塗装や再組み立てを検討します。

東大阪の家 庭の塀をDIYします②

大阪府東大阪で建築した東大阪の家のお庭に塀をDIYで造ります。

建物の設計を担当した設計事務所としても、参加しない訳には行きません。

吹田市の千里事務所から車で30分。現場に駆けつけました。

前回下地まで造り終えましたので、今回は板の塗装・張り付けです。

上の写真は前回の最終の状態です。

前回のブログはこちら

 

まずは板材の塗装です。前回、少し塗り始めましたが圧倒的な板量に体力が持たないのではと半ば絶望していました。

とりあえず塗装のしやすさを整えるところから作業を始めました。

下地材の余りを馬にして、腰を曲げずに塗装をすることに成功しました。

また乾かす場所、塗料の置き場にも気を使い、炎天下での体力温存に努めます。

 

工夫はそれだけではなく、塗装の装備も変えています。

前回はコテバケで塗っていましたが、今回はローラーです。

板材の仕上げが綺麗な時はコテバケで伸ばすように塗ると綺麗になるのですが、今回は荒木なので滑りが悪くコテバケだとうまく塗料が伸びませんし腕がパンパンになります。

ローラーですと、塗料を乗せるようになるので簡単に塗装ができました。ただ消費する塗料の量はコテバケより多いと感じました。

 

塗装が終わった材料は、下地の位置に合わせて下穴を開けていきます。

下地の高さが場所ごとに少し変わるので、少し頭を使います。

暑い中での作業の時は、できるだけ頭は使いたくないですね。

何回かミスは生じましたが、リカバーしながらなんとかこなします。

 

インパクトで上から順にビスで留めていきます。

作業の途中何度も充電がなくなるくらいひたすらにビスを打ちます。

 

塀の隙間は均一になるようにスペーサーを木端で造っておきます。

こうして一枚一枚貼って行っても、最終的には結構ズレが生じてしまっていました。なんとか修正しましたが、途中途中で垂直が保たれているか確認しておくべきだと感じました。

 

ビスビスビス。

早く打ってくれと行列ができます。絶望的です。

 

この日は一番大きな面の板を張り終えました。

折り返しになっている部分は次回に持ち越しです。

でも大きな面ができたので、やり遂げた感はすごいです。

もうあと一息、頑張っていきます。

(ちなみに翌日は台風の予報。果たしてこの状況から再スタートができるでしょうか。。。)

 

 

日野弘一

箕面市のいえ 金物補強・躯体補強

大阪府箕面市の住宅改修工事が進んでいます。

今回は既存の建物を構造体のみのスケルトン状態まで解体し、新築に近い工事を行う大規模リフォームです。構造体の補強・金物の補強が進んでいるので確認をしました。

 

基礎はベタ基礎が施行されたあと、土台が据えられています。

土台はヒノキの無垢材で120角です。

基礎断熱の断熱材の配置や種類なども確認ができました。

そして今回の目的の金物もしっかり確認していきます。

 

屋根は今回桁から上を架け替えで、一体の大屋根になりました。

改修前は小さな屋根が並ぶ形状をしており、雨水の入りやすい形状をしていたのですがそれが解決されます。また構造的にも水平構面が固まり安定します。

 

柱の足元、上部の引き抜き金物(柱脚柱頭金物)も取り付けができているか確認します。

数が多いので大変ですが、大切な作業になります。

 

 

日野弘一

明石市のいえ 造作工事が進んでいます

兵庫県の明石市で工事が進んでいる明石市のいえの現場に行ってきました。

山陽電車の大蔵谷駅を降りて山側を見てみると遠くに現場の建物が見えました。

 

外装は透湿防水シートが貼られ、通気胴縁が確認できました。

あとは仕上げの材料を張られるのが楽しみです。

 

室内も造作工事が進んでいます。

概ね形はできてきており、建物の全体のイメージは浮かんできます。

イメージ通りの空間になりそうです。

この日は仕上げ材の最終確認を行いました。

 

建物の中心に、合板で筒のようなものが見えていますがこれは螺旋階段の壁です。

普段はあまり採用しないのですが、建物の面積が限られていること、また住まい手の強い希望があり採用に至りました。

 

円形に下地を組み、曲面合板を貼り付けています。

 

屋根の上に上がると明石海峡大橋、淡路島が一望できます。

この日は天気にも恵まれいつもより綺麗に景色を望むことができました。

(なぜか現場に行くときは雨が多いのです)

建物の完成までもう少し。完成がますます楽しみになりました。

 

日野弘一

東大阪の家 庭の塀をDIYします

大阪府東大阪で建築した東大阪の家のお庭に塀をDIYで造ります。

建物を設計した設計事務所としても、参加しない訳には行きません。

吹田市の千里事務所から車で30分。現場に駆けつけました。

この日は下地を組むところまでの作業です(上の写真の状態です)

 

材料ですが、まず地面から立つ柱はアルミ支柱です。

そこに木材で横方向に桟を打ちます。仕上げの木材は縦張りです。

下地材は国産材にこだわり、建物の構造体にも使わせていただいた、奈良県吉野のウッドベースから取り寄せました。

 

地面である程度ユニット化して組み立て、それを据え付けていたコンクリートの枡に差し込んでいきます。本来、一本一本高さを合わせるのは大変ですが、地面である程度組み立てて置くとある程度は高さが揃います。

 

下地がある程度組み上がった状態で塗装作業に入りました。

組み上がった杉の下地、また一部塀の板にも塗装をしました。

ちなみに塀の板は杉の下地材であるバラ板で、下地と同じく奈良県吉野のウッドベースから購入しています。下地なので安く手に入るのですが、仕上げがしていない荒い板なので塗料をよく吸い塗装が大変です。

 

この日の作業の最後は、アルミ支柱を固定する作業です。

仮で立てている塀を、水平器などを駆使して直角で水平な状態をキープします。

その状態で、コンクリートのますにじゃりを投入し仮固定し、仕上げにインスタントセメントを流し込んで固定します。

 

ざっとこのような感じまで仕上がりました。

次回、この横さんに杉のバラ板を縦に張っていけば塀が完成するはずです。

 

普段事務仕事が多い設計事務所をしていると、長時間お日さんに当てられるとどっと疲れます。でもとても楽しく充実した時間になりました。

 

 

日野弘一

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